[エッセイ/随想]ナルシズム考
(2009/05/25 03:14:53)


ナルシズムは突き詰めると必然的に孤立する。

故に、他我と交わると云うことは、救い難い自我との闘争を稀釈しているだけに過ぎない。

現実と非現実・破の一節が滲みる。


「孤立」が「孤高」に「昇華」すれば、「ナルシズム」と云う、この真理に到達することが、とても容易であることを知るのだろう。


未だ昇華できず、未だ消化不良の侭、傾ぐ刹那の微動に、都度、翻弄される。


我、雷鳴の咆哮と共に闇に掻き消ゆる、試行の遊戯人なり。

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Tags: ナルシズム, 傾ぐ, 刹那, 咆哮, 孤高, 必然, 昇華, 現実, 真理, 非現実


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