[会話/戯曲]like a fire
(2006/11/30 09:03:00)


「時折、真剣な眼差しを投げるのはお伺いを立てているのさ」
「黙ってちゃ分からないわ」

「お互いが知っている暗号はふたりだけのものさ」
「謎解きをしてるほど暇じゃないわ」

「割りとせっかちなんだな?」
「ストレートが一番よ」

「生憎、俺は氷を浮かべる」
「何故?」

「熱い情熱は稀釈してやるほうがいい」
「──」

「でないと、お互いに身が持たない」
「──」

「それに灼けた喉で弱音は吐けない」
「弱音はうんざりだわ」

「誰彼構わずって訳じゃない。こんな話は余所ではしない」
「恐いもの知らずじゃなかったかしら?」

「臆病風に吹かれることもある」
「あらそう」

「だから、真剣な眼差しを投げるのさ」
「ふふ、そう。何故、口許が緩んでるの?」

「緊張を解きほぐすおまじないさ──」


口当たりは sweet
舌の上で転がせば mellow
喉越しは like a fire...

Keywords: like a fire

Tags: 真剣, 風


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