[ポエトリリック]such a lonesome night
(2007/02/05 00:38:00)


深い渓谷 届かぬ慟哭
苛立つ時刻 刻一刻

眩しい光明 言い得て妙
虚偽 狡猾 巧妙の天使

巡る繰りごと 無限ループ
脆く儚き欠片 頽廃の美学

希望と云う名の 妖精
縋り付いて来た 幻想
救済を望む 魂の叫び

妙に 白々と 空々しい


重ねても 重ねても
重ねれば 重ねただけ

追っても 追っても
追えば 追っただけ

払っても 払っても
払えば 払っただけ

逃げても 逃げても
逃げれば 逃げただけ

捉えられないものに囚われてやまない


答えは 要らない
知らないこと以外 すべて 知っている

知っていることを
改めて 噛み締めたところで
不毛で 虚しいだけ

乾いた風が 吹き荒ぶ


こうしている間に やがて 消え去る
こうしている間に やがて 消え去る

跡形もなく 音もなく
指の間から 砂時計の砂のように

スルスルと こぼれ落ち やがて 消え去る


記憶の繊維を 染め上げた染料は
経年劣化と共に 褪色する


ひび割れた アスファルトに
擦り切れた 靴音を 響かせ
乾涸びた魂を せめて 潤そう


laughin' at my cries... ;-)


The lonesomest thing in all the world is a soul when it is making ready to go on its mysterious, far journey.

この世で最も孤独なものは、 人知を超えた遠い旅に出る準備をしている魂だ。

Keywords: such a lonesome night

Tags: 孤独, 希望, 幻想, 慟哭, 美学, 言い得て妙, 頽廃, 風, 魂


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