この作品はね。映画見慣れた人なら是非観ちゃうべきよ。監督の主義主張や訓示的、啓蒙的な要素がいっこもないもの。ただただ、淡々と事実を描いているだけ。
ただ、やや難ありなのは邦題。こいつが頂けない…邪魔してるよ。原題は「Our daily bread」。ま、平たく「我々の日々の糧」なんて訳になるのだろうけれども、、邦題がそのタイトルに込められた意義を邪魔してる。
何やねん? いのちの食べかたって? ハウツー関係ないやんけ、、しかも、いのちゆーたら宗教心やら道徳心やら煽ってまうやんけ、、監督はそんなこといっこもゆーてない。我々の食糧供給の在り方について描いているだけや。「我々も生きるために食糧を生産している」と。もっと平坦に、忠実に訳したれよ、、
何だか「弱肉強食」てなフレーズが浮かぶけれども、例外なく人間もその一部分に組み込まれている。ま、霊長類ヒト科と云うだけで地球上の生命体の頂点風を気取ってはいるけれど、まぁま、フツーに動物性タンパク質摂取しとるしな? やぁ、ベジタリアンはせーへんかもやけど、一般的には必須栄養素のひとつや。
そんな諸々をモラルだとかへったくれを度外視して映像にしただけ。その映像は何ともシュールだし、観る人が観れば肉食べるのが厭になるかも知れない。
同時に、僕を含め、日本人は宗教心が薄い国民性故、日常の糧に対する「感謝の念」が薄いことにも気付かされる。
そう云った「倫理的・道徳的な要素」を殊更な聖人君子談を含めずに伝える、と云う非常に優れたドキュメンタリー作品だと感じた。
いただきますとご馳走様はちゃんと云おう(´∀`*)ノ
そんな感じで♪
Keywords: いのちの食べかた ニコラウス・ゲイハルター
Tags: へったくれ, フレーズ, 事実, 倫理, 地球, 度外視, 弱肉強食, 意義, 義, 聖人君子, 要, 要素, 訓示, 風
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