[ワード/四字造語]漠然
(2005/07/28 23:30:00)


鬱蒼と生い茂る樹々が
湖畔を取り囲むように
屹立している

漣ひとつ立っていない 湖の中央に
粗末な布切れを纏った男がひとり
鎮座している

 瞑想──

視覚で捉えられる情報を 自らで遮断
そして やがて 訪れるのは…

 静寂──

聴覚で捉えられる情報は 何ひとつ無く
果てなく続く 無音の世界が
ひんやりと 横たわる


 色即是空
 空即是色


脳裏に ぼんやりと 浮かぶ
それらの言葉には 取り立てて
特別な 意味は無い


 漠然──


本質や核心とは
漠然の近似値に在るのかも知れない


 ぼんやりと
 不明瞭だが
 それでいて

 確かに
 鮮明に──



しきそくぜくう【色即是空】
〔仏〕〔般若心経〕
この世にあるすべてのもの(色)は、因と縁によって存在しているだけで、固有の本質をもっていない(空)という、仏教の基本的な教義。
くうそくぜしき【空即是色】
〔仏〕〔般若心経〕
宇宙の万物の真の姿は空であって、実体ではない。しかし、空とは、一方的にすべてを否定する虚無ではなく、知覚しているこの世の現象の姿こそが空である、ということ。


宗教・科学・芸術。。

これらの壮大なコラボレーションを
夢見るように 思い浮かべるのが
とても 心地好い。。♪

Tags: 世界, 否定, 夢, 宇宙, 意味, 教義, 本質, 漣, 特別, 空即是色, 般若心経, 色即是空


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