羨望・憧憬・嫉妬──。
これらの感情が生まれる心理状態のプロセスは、非常に似通った条件から発生すると思われる。
「隣の芝は青い」に代表される、他人の持ち物に対して向けられる、こちら側のベクトル。
このベクトルは「自分の持ち物」と「他人の持ち物」とを、単純に「比較」しているだけに過ぎない。
そして、他人の持ち物にはあって、自分の持ち物の中にはないものを発見したとき、冒頭のいずれかの感情が生まれる。
脳内比較演算。
「お前、なんでそんなもん持ってんだよー。俺にはねーぞー いいなぁ〜」
苦笑
この程度で終わっておれば駄々を捏ねてる程度。表現方法によっては「可愛らしい」。
冒頭の感情群の中で「嫉妬」が一番厄介だろう。この感情がエスカレートすると「干渉」になりかねない。それが高じて「
冒頭の感情群。これらの感情はベクトルをマイナス方向に向けると非常にみっともない。
他人にはあって自分にはないものにケチを付けても何も始まらないし、同時に、自分の「おこがましさ」や「傲慢さ」に気付く良いキッカケになると感じる。
冒頭の「嫉妬」を除いた感情群。これらの感情のベクトルをプラス方向に向けると…
「気付いてしまったんだから仕方ないよ。今までの俺はおバカだったんだよ。ごめんね」
「うん。いいの。おバカなのはあなただけじゃないわ」
「君の前ではいい男で在りたいだけなんだよ」
「素敵☆ わたし、あなたに憧れちゃうわ☆」
「フッ よせよ。みんな見てるよ?」
「みんなが見てても構わないの」
「そか。ういやつ。こっちおいで」
。。照
「君を見てると、羨望と憧憬の感情に支配されてしまうよ」
負ける気がしねぇー! 勝つ気もねぇー!!
「できることをするだけさ」
我が魂の命ずるままに──。
コメント
2005年11月12日17:13 vincent.
羨望・憧憬・嫉妬。これらの感情が発生するプロセスのひとつを一例として抽出したに過ぎない。
あらゆるシーンにおいて、通用するはずもなく、多数・少数の意見を総じて導き出した見解ではない。
或いは、純粋な羨望、純粋な憧憬。これらは自己のモチベーションに繋がったり、自身の原動力にもなり得るものだ。
純粋な嫉妬も他に対して攻撃的でなければ、自身を鍛錬するための苦渋の試練として受け取れる。
「自身にとって不都合、好ましくない、不快である」
これらの状況に陥るのは、自身の未熟さを思い知るための絶好の好機なのである。
そこから逃避することが「真剣みが足りない」と思われる。自身に対してすら真摯に対峙することができないのだ。他から丁寧に扱われることを望むのは身の程知らず甚だしい、そんな風に感じてしまう。
我が魂の命ずるままに──。
この文言はこちらのことを押し付ける訳ではなく、何かを見聞し、そこで感じた自身のfeelを大事にしなさい、と云う私自身の儚い願望なのだ。
自身は自身の奴隷。誰の従属でもない。
自身以外の何者にも屈してはいけない。
そんな感じで♪
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