昨年末から今年に掛けて読破した一冊。
学生時代には知り得なかった太平洋戦争の実態なりを、冷静且つ客観的に捉えられた、非常に分かり易い良本。
現代の日本が抱えている、様々な諸問題の根幹を考えたとき、非常にヒントになると思われる。
戦争と云うのは、高度な外交手段のひとつであって、進むべき国の指針などがない場合、潔く退く、或いは、回避し、是正案に従うべきなのだ。
やはり、未成熟な指導者は不要だ。
中には優れた者もあったが、大日本帝国と云う全体主義の、稚拙な骨格をまざまざと見せつけられた。
玉砕や特攻などと云う「志のない狂った指導」によって、散ることを余儀なくされた戦没者に哀悼の意を捧げる。
我々の時代は、まだ恵まれているほうだ。
そんな風に感じた。
Keywords: 太平洋戦争の失敗・10のポイント 保阪正康
Tags: 不要, 全体主義, 客観, 時代, 根幹, 義, 要, 面白い, 風
(C) Art Studio Vincent. All Rights Reserved.
Powered by MT4i 3.1