[ワード/四字造語]散る
(2009/04/11 14:48:47)
タイトル、これで「ある」と読む。
例によって、辞書サイトを遊覧していてふと留まったので。
奇しくも桜の季節。趣深い響きだと感じた。
- ある【▽散る/▽離る】
-
- (動ラ下二)
-
- 散り散りになる。
「──・れて寄りまうで来ず/竹取」
- 遠のく。うとくなる。
「鮪(しび)突く海人よ其(し)が──・れば、うら恋しけむ/古事記(下)」
- ちる 【散る】
-
- (動ラ五[四])
-
- 花や葉が茎や枝から離れて落ちる。
「花が──・る」「木の葉が──・る」
- 一か所にまとまっていた人や物が分かれて広がる。
「卒業生が各地に──・っていく」「集めた美術品も今ではあちこちに──・ってしまった」
- 断片が四方に飛ぶ。
「ガラスの破片が──・る」「水しぶきが──・る」
- ちらかる。ちらばる。
「廊下に紙くずが──・っている」
- 腫(は)れ・痛みが薄らぐ。
「できものが──・る」
- 墨・インクなどが紙ににじんだり、はじけたりする。
「この紙はインクが──・ってうまく書けない」
- (「気がちる」の形で)精神が集中できない。
「話し声に気が──・って仕事がはかどらない」
- 雲や霧が吹き払われる。
「霧が──・って山頂が見えてくる」
- (1.から)戦いなどで人が死ぬことを美化していう。
「戦いで──・った若者たち」
- うわさが世間に広まる。
「さる珍しきことは自づから──・り侍りけるにこそは/大鏡(師輔)」
[慣用] 花と──
◆アクセント:ちる
Tags: 声, 恋, 死, 精神, 花
TOPへ戻る
(C) Art Studio Vincent. All Rights Reserved.
Powered by MT4i 3.1